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2011年11月5日土曜日

「オンラインゲームMMORPG中毒者を救った、カイジにでてくる下衆野郎の一言」と「BNFさん(ジェイコム男)の行動」にある共通点


最近ネット上で話題になっていたので読んだ、

オンラインゲームMMORPG中毒者を救った、カイジにでてくる下衆野郎の一言*ホームページを作る人のネタ帳



風俗行ったら人生変わった:ハムスター速報」内に書いてあった「BNFさん(ジェイコム男)の行動」に、

なにやら共通点を見つけたので書いてみる。





オンラインゲームMMORPG中毒者を救った、カイジにでてくる下衆野郎の一言


オンラインゲームMMORPG中毒者を救った、カイジにでてくる下衆野郎の一言

オンラインゲームにはまり、かなりの廃人と化していた人間が、カイジに出てくる小悪党の言葉から、人生を立て直す話。

私自身はオンラインゲームを試してみたことはあるが、どうも性に合わず長く続けたことは無い。

が、数年前、リアルにどっぷりはまっている女と話したことがある。


オンラインゲームの中毒性


私の想像でしか無いのだが、一度オンラインゲームにはまってしまうと時間がいくらあっても足りない。

永遠にゲームを続けることができてしまう為だ。

私の知っている「どっぷりはまっている女」は、当時「ラグナロクオンライン」をやっていた。

私の見る限り、彼女はゲームを楽しんでいるようにはあまり見えなかった。楽しんでいたのかもしれないが。

まるで仕事のように、来る日も来る日も、ゲームの世界で何時間も「狩り」をしていた。

「なんて発展性の無い物事だろう」「時間の無駄?」なんて思ったが、それは人それぞれ。

「そんなに楽しいの?そのゲーム」とたずねると、「やらないほうがいいよ」なんて喫煙者かパチンコ中毒の人みたいなことを言う。

どうやら月額1500円(記憶が正しければ)を払って、それでもなおかつ「やめられない」ようだった。

彼女も一時期はそのゲームをやめようとした事があるらしい。

しかし、ゲームのアカウントを削除できず課金も続けていた。数か月もの間。

それまで多大な時間を使って育てた「自分の分身のキャラクター」が、いなくなってしまうことが耐えられない、と言っていた。

ゲームで遊んでいなくても、課金が発生している状況を、彼女は「仕方がない」とも言っていた。

人によっては、それだけ中毒性がある麻薬のようなものらしい。

酒もタバコもやる私が言う事でも無いだろうが、それは確かに「中毒」のように思えた。


オンラインゲーム中毒が、カイジの小悪党の言葉でどう変わったか


話を戻そう。以下はサイトからの引用。

カイジは第一章に950万という借金を背負うことになる。そのせいで、カイジは地下の労働施設に送り込まれ、強制労働させられていた。この地下社会で、カイジは15年働き続けなければならない。

しかし、この労働施設では、1ヶ月に9万1千ペリカという通貨が支払われます。これは地下社会でのみ使える通貨で、円の価値の10分の1。労働者の唯一無二の楽しみであるビールや、ほかほかのコンビニ弁当を買うことができるツールです。そしてカイジが目をつけたのは、1日外出権利。これは50万ペリカを支払うことで得られる労働者の特権です。

カイジは当初、ここに連れてこられた時、この50万ペリカを溜めるべく、ビールやおつまみといった娯楽を我慢する事を誓う。たった6ヶ月我慢すれば54万ペリカ。また、そうした娯楽におぼれている人間を最初は馬鹿にしていました。

貯める。そして1日外出してギャンブルで借金を返す。そう心に誓ったのです。まぁ、この時点でギャンブルを考える時点でどうしょうもないといえばどうしょうもない人間なんですけどね。

ところが、いざ始めて91000ペリカを手にした時、精神と肉体の葛藤が始まります。

350mlのビール缶が5,000ペリカ。焼き鳥4本で7,000ペリカ。
無駄遣いすればあっという間にお金は無くなる。

そんな状況の時、この第2章の敵でもある班長が、善人のふりして近づき、ビールを1缶だけカイジに渡す。
「無理はいけねぇ、無理は続かない、自分を適度に許すことが長続きのコツさ」
そういってカイジはもらったビールを飲み干してしまう。

そこで考える。6ヶ月で54万ペリカ。4万あまる。これを特別の日に使えば問題ないと。
そして考えた末、給料をもらった今日こそが特別の日だと決め、ビール1本だけを注文する。せっかくだからつまみも。だが、7,000ペリカの焼き鳥は高すぎるので、500ペリカのカキピー小袋を頼もうとする。

ここでまた班長が現れる。

「下手だなカイジ君、欲望の開放のさせ方が・・・へた。カイジ君が本当に欲しいのは・・・これ(焼き鳥)。だけどそれはあまりに値がはるから、こっちのしょぼいカキピーでごまかそうというんだ」

「ダメなんだよそれじゃぁ。せっかくビールでスカッとしようとしている時に、そんなんじゃかえってストレスがたまる。贅沢ってやつは、小出しじゃダメなんだ。やるときゃきっちりやったほうが良い。それでこそ、次の節制の励みになるってもんさ」

言われて見れば・・・カイジはここで焼き鳥を購入。そしてポテチまで。さらにビールまで何本も買って豪遊してしまう。合計41,000ペリカの豪遊。カイジはこの翌日もまた豪遊してしまい、結局ペリカの借金まで負うことに。

これをみた班長の手下がカイジをみて「馬鹿丸出しですね」と言う。

そう、ここ。

ここで班長が手下に言った言葉こそが、オンラインゲーム中毒者を現実に引き戻した言葉だったのです。

「仕方ないよ。馬鹿だからね。食べ終わったら、奴はとりあえず満足してこう考えるだろう。明日から頑張ろう、明日から節約だと。が、その考え方がダメ。」

「明日から頑張るんじゃない。今日。今日だけ頑張る。今日頑張った者。今日頑張り始めたものにのみ、明日がくるんだ」

「今日だけ頑張る」

彼を突き動かしたのはこの言葉だった。

ここから、彼はゲームを完全に断ち切る事を決めた。

これまで、やったゲームの禁止方法。

・一日4時間だけにしよう
・2日のうち1日だけにしよう
・少しずつ減らしていこう
・お金を課金するのをやめよう

全てがダメ。まるでダメだった。

1日4時間だけにしても、MMORPGの特性上、ダンジョンで他の人とパーティを組んでいる時、どんなに時間を決めてもそれ通り終わる事はなく、結局一度でも破ってしまうと終わる。

2日に1回にしよう。それも結局はイベントの関係上無理だった。

こうしてみると、今まで、離婚したとしても「完全にやめよう」とは考えなかった。まずは減らそう、急にやめるとゲーム内の友達に悪い。時間を減らそう、日にちを減らそう。そうやってずるずると廃人から抜け出せずにいたのだ。

これはまるで私が経験した「タバコの禁煙」と一緒だと感じた。

実はここが今回お話をしていて興味深かった部分でもあるのですが、彼は
「ゲームをやめようとは一度も決意した事がない」
というのです。

いや、現にゲームは完全にやめている状態です

やめているにも関わらず
やめようとは決意していないのです。


では何故やめれたのでしょうか?

その答えこそが「今日だけ頑張る、今だけ頑張る」だったのです。
 まずゲームのアンインストール。これまでやった事がない偉業。今だけやめると決めたのだから、後で再インストールするかもしれないが今だけは消そう。そう考えながらソフトをアンインストールしたそうだ。これでゲームがPCから完全に消えた。
そして今日だけは頑張ろう。今日だけで良い。そう思って一日をクリア。
翌日。
早朝からどうしてもソフトを再イントールしたくなる欲望が湧き出る。この時も彼は思ったそうだ。今だけ再インストールするのをやめよう。あとでまたしたくなるだろうけど、今だけは我慢しよう。
落ち着いて着たらまた考える。今日だけ頑張ろう。明日は無理だろうけど今日だけは。
そうなんです。彼はやめようという決意ではなく、今だけ我慢しようという方法を、ずっと続けてやめたのです。

人生が変わった瞬間でもあった。

一度にすべて変えようとはしない。それどころか、「すべて変えよう」という決意から「今日だけは変える」の連続で、結果的に変わっている状態になっている。


風俗行ったら人生変わった:ハムスター速報内に書いてあったBNFさん(ジェイコム男)の行動


次に、ハム速で最近話題になっていた「風俗行ったら人生変わった」。

風俗行ったら人生変わった
風俗行ったら人生変わった 2
風俗行ったら人生変わった 3
風俗行ったら人生変わった 完結

長いので、時間があるときに読むといいと思う。

これは、どもり気味のコミュ障&童貞で女性と話せないスレ主が、勇気を振り絞って風俗に行くところから、彼女ができるまでの話。

スレ主の彼女になるのは、彼女になるのは初風俗で出会う風俗嬢なのだが、その女の子は純情天然の真面目な性格の為、まわりの人間にだまされて風俗で働くことになってしまっていた。

その女の子を救うべく、ネット上で知り合った世間を知りつくすリアル「ミナミの帝王」晋作(仮名)と共に、スレ主が行動した顛末が書かれていた。

交渉事に長けている晋作が、だました人間達を追い詰めていくやりとりの様子は「なにわ金融道」「ミナミの帝王」「カバチタレ」みたいなどろどろかつスリリングな感じで面白かった。
(3つとも、定食屋さんとかラーメンやさんで注文待ちのときにさっと読んだ程度なので、きちんと読んでる人からしたら違うかもしれないが)


BNFさん(ジェイコム男)と言えば


ジェイコム株大量誤発注事件で、巨額の利益を得た「個人トレーダー」として当時一躍話題になった人。

ジェイコム株大量誤発注事件 - Wikipedia
B・N・F - Wikipedia

事件後にニュースにもばんばん出ていたし、電車の中づり広告や雑誌などでも散々取り上げられていたので、知っている人も多いはず。

都内マンションを購入して生活しながら、毎日数千万~億単位のトレードをしているが、食べるものはカップラーメンなど質素な暮らしぶりをしている、そんな人間像。

「ニート」と言われても差し支えないような青年が、「投資家」として勤め人のそれをはるかに超えるような資産を持っているという点で、嫉妬と羨望の的となった。



リアル「ミナミの帝王」晋作の語るBNFことジェイコム男



一連の話の中、「風俗行ったら人生変わった 2」にてリアル「ミナミの帝王」晋作がBNFさん(ジェイコム男)のことをこう言っていた。

晋「まぁ、にちゃんとかやってる奴ならBNFさんですけど、世間一般、
マスコミを通じてしってる人はジェイコム男でしょ?」

晋「結局、株とか、FXとか、みんな博打をやってるんですわ。」

晋「BNFのすごさってのは、毎日、地道なトレードをやってきたってことなんですわ。」

晋「なんや、今、BNFの資産が2百億をはるかに越えてるってTVで見たんですけど、

ジェイコムで儲けたのって20億でしょ?あれがなくても、

まぁ、時間はかかったかもしれませんけど、同じような利益は出すんですよ。」

晋「つまり、世間がジェイコム男って騒ぐのは、本質ではなく、ああいう派手な面なんです。

みんな株やFXに、夢を持ってるんですよwww」

晋「だからこそ、ジェイコム男なんですよ、BNFでなく。」

晋「10%・・・いや1%でいいんです。それを毎日儲けてたら、いずれすごい額になる。」

晋「でも、爆上中の株は売れないwww何故なら、人は希望的観測をする生き物だからです」」

晋「希望的観測など一切せず、せこくせこく、少し儲かったらすぐに引く。

これだけでいいんです。絶対に損をしないという緊張感。それでも損するときは

損するんですから、普通の人なんて、すぐに資金を溶かしますよwww」

晋「とにかく、人生でもなんでも、1%づつでいいんですわ。それをどれだけ続けられるかですわ

BNFさんことジェイコム男のことを、「継続の人間だ」と言い、

・「希望的観測をせず」

・「せこくせこく、少し儲かったらすぐに引く」

・「絶対に損をしないという緊張感」

・「1%づつをどれだけ続けられるか」


が大切だと説くリアル「ミナミの帝王」晋作。


そこにある共通点


オンラインゲームからの脱却、投資はもちろんのこと、ダイエット、禁煙、禁酒、学生だったら受験勉強などなど、とかくこの世は「継続」を求められることがある。

三日坊主が得意だと自認する人も、もしかしたらこの考え方で「意思を持って継続」できるかもしれない。


「コツコツを続ける。それをどう認識するか。」

何事もくさらずコツコツ続ければ、結果を生む。


やる前から「どうせ無理」などと、諦めてしまうのは論外として、

粛々と少しずつ実行していくときには、なかなか結果が生まれないことをあせってはいけない。

毎日少しのプラスに満足し、マイナスを極力避け、実行できた自分を誉めたたえる。


「今日だけ、今だけ頑張りつつ、1%づつ。それをどれだけ続けられるか」

そうやっていけば、人生でもなんでも、うまくいく。はず。

たぶん、人が「一度決めたことを投げ出さず継続する」する時に、精神力をすり減らさず実行できるようなそういう発想。

万人に当てはまるかどうかは知らんけどね。



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